子育てに関する悩みは本当に様々で、尽きないものです。
一生懸命産んだ我が子のために、できるだけのことをしてあげたいのが母の愛ですよね。
お仕事しながら頑張っているママ、日中子どもと2人きりで孤軍奮闘しているママ、本当にお疲れ様です。
今回は、そんなママたちを悩ませる、幼児期の「食べない」を1歳10カ月になる息子の「保育園では食べるのに家では食べない」経験と交えてご紹介します。
1歳児がご飯を食べない日が急に!?
食べたり食べなかったりした離乳食期も終わり一安心、逞しく育っていく我が子が眩しいわ~なんて思っていたのも束の間、今までは楽しそうに色々な物を食べていた息子は突然、嘘みたいに食べなくなりました。
気がつけばもう1週間程、自宅での食事にほとんど手を付けません。
おにぎり2つに、味噌汁山盛り、ソーセージに、ブロッコリー、フルーツとあんなに食べていたのに、今はうどん1本とか、ご飯は食べなくてブドウだけだったり…
熱もないし、ニコニコ元気に遊んでいます。
こんなに食べないのに元気なのが不思議です。
心配になり色々調べてみると、1歳半~2歳頃には多くの親が同じような悩みを抱えていたことがわかりました。
ママ友に聞いてみると、白いご飯は食べるけどおかずは食べない子や、小さいおにぎり1つ食べさせるのにも苦労したなど、「子どもが食べない」悩みは身近にたくさん存在しています。
こんなに小さな体でご飯を食べないと、成長に必要な栄養が足りないのではないか?
病院に行った方がいいだろうか?
ご飯を食べないからといって、おやつやフルーツばかりあげてもいいのか?
息子が急にご飯を食べなくなって、こんな疑問が頭の中をぐるぐるしていました。
保育園では給食を食べるのに家では食べない
うちの子の場合は、保育園では給食をしっかり食べていてくれたのが救いでした。
ただ、保育園では食べるのに家では食べなということは、何か家での問題があるのかと思いました。
規則正しい生活をしているし、食事は家族そろってしています。
テレビもつけていないし、保育園のおやつ以外は食事の前に何もあげていません。
ただ、家に帰るととにかく自分のおもちゃで遊びたがり、あれがしたいこれがしたいと言ってきます。
いつもどおりにテーブルについても、おもちゃの方が気になってそわそわした感じです。
食べさそうとしてもイヤイヤと首を振り、口に入れてもベエーと出してきます。
食べることよりも遊ぶことの方が楽しくなって、食べなくなってしまったのかもしれません。
毎日毎日、子どもが残したものを見ると気持ちが憂鬱になってしまいますし、時間がないのにどうしてとイライラしていく自分がいました。
子供にご飯を食べさせる方法
私の息子のように他のことに気が取られてしまったり、食べることを楽しめなくなっている場合には色々と試す価値があると思います。
今までルーティン化していた食事の雰囲気を一新しましょう。
テーブルに子どもが好きなキャラクターの物を飾る。
食器を変えてみる。好きなキャラクターならなお良い。
カトラリーを変える。
好きなキャラクターのおしぼりにする。
食事を少し可愛く飾りつけてみる。
可愛いお弁当にしてみる。
外で食べる(違う場所で食べる)
他の人と食べる(人を招いたり、外で会ったり)
食事の支度を手伝ってもらう。
安全な範囲でお手伝いしてもらうと、自分が手伝った食事に興味が出てきます。
割れない食器を運んでもらったり、トマトを洗ったり、盛りつけたり。
時にはつまみ食いも楽しいですね。
ママ友に子どもがよく食べるレシピを教えてもらう。
そして、食事のときには、他の人が見たら引くぐらいの勢いで褒めたり励ましたりしましょう。
1口チャレンジ
1口お口に入れられたら夫婦そろってベタ褒めする。2口、3口と進めることもある。
完食チャレンジ
お皿にはほんの少しの食べ物を用意し、全部食べられたら思いっきり褒めてあげる。
完食できた達成感とパパとママの称賛で、子どもは自信がつき、誇らしい気持ちになれる。
子どもが食べない理由の中には、甘えたいという気持ちがあることも。
ママを困らせたい、かまってほしい、もっと一緒にいたいなど。
たまには、ママのお膝で食べてもいいのではないかと思います。
(もちろん、ママにとっては大変ですが…)
大人も仕事場ではシャキッとしていても、家ではダラダラしたり、自分の好きなことがしたいですよね。
子どもが保育園では食べるのに家で食べない理由は、案外そんな感じなのかもしれません。
「今はそんなに食べたくないけど、先生やお友達が見てるから頑張ろう」と気を張っているのかもしれません。
食べてくれない時期は本当に辛いですが、「食事の時間のママは怖い」「叱られるからご飯は食べたくない」と思わせないように、大人も肩の力を抜いて対処しましょう。
それでもご飯を食べてくれなかったら、ヨーグルトやフルーツ、甘いパンでもいいと思います。
「美味しいねー」と笑いあえる状況が大切です。
食べない期間が長くなると、成長に影響が出ることも心配ですよね。
そんな時はミルクに溶かして飲むココア味の粉末などが市販されています。
ビタミン・ミネラルなどの栄養素がまんべんなく取れるので、少しは安心できますよ。
あまりにも、小食で体重が減少したり元気がない場合には、小児科を受診されることをお勧めします。
まとめ
結局、我が家の場合は10日間くらいで食べない時期は終わり、またご飯を食べてくれるようになりました。
まだおしゃべりできないので理由はわかりませんが、病気などではなくホッとしました。
1歳を過ぎると成長が緩やかになり、以前より食欲がなく、少ししか食べない時期がありますが、これも成長の一環だと、どーんと構えていて下さい。
子どもに惜しみない愛情とふれあいを与えることで、子どもは親の愛情を試したり、必要以上に欲しがったりしなくなります。
言葉で上手く伝えられない幼児期には、スキンシップとたくさんの笑顔を与えてあげて下さい。