色々考えすぎてどのチャイルドシートにするか決められない?よくわかります。
チャイルドシート選びに迷っている人へ、実際にチャイルドシートを3年間使ってみて感じたことをご紹介します。
人の価値観は千差万別ですので、最後は自分で選ぶしかないのですが、実際に使ってみて、タイムスリップできるなら過去の自分にアドバイスしてあげたい内容を記事にしてみました。
チャイルドシートが決められない?
チャイルドシートってどれにしようか迷いますよね(^_^;)
自分が乗るものでもないですし、使うのも数年ですし、値段もかなり幅があって、高すぎるのももったいないような、安すぎるのもちょっと不安だったりして、とにかく決め手に欠けるんですよね。
産後退院する時にはすぐに必要になりますから、出産前に用意する場合が多いので、赤ちゃんを座らせてみることもできません。
価格も1万円~7万円位までとかなり差がありますよね。親として子供の安全にいくらお金を払えるか試されているのかと思ってしまう値幅ですよね・・・。
私も購入する時悩みました。店頭で見て、ネットで見て、口コミ見て、知人に聞いて、結局お下がりを貰うことになり、あとから実家用に2つのチャイルドシートを購入しました。
もうすぐ息子は3歳になりますが、使っていくうちにそれぞれのチャイルドシートの良い所や悪い所がわかりました。
各製品のレビューということではなく、これから購入する方が、どこに焦点を当ててチャイルドシートを選べば良いかの参考になればと思いこの記事を書いています。
まだ生まれていない赤ちゃんですから、体型や性格もわからないのです。ぴったりのチャイルドシートを選ぶのは難しいですが、どんな状況で使うかなどを考慮しながら予算オーバーしないものを選びましょう。
チャイルドシートの安全性って?
1万円のチャイルドシートが安全性に欠けるかと言えば、そんなことはありません。
国内で売られているチャイルドシートはすべて国が定める安全規格に合格したものです。
中古で売られている海外輸入されたものなどは規格外のものもあるかもしれません。
また、ぜひ知っておいてほしいのですが、チャイルドシートにもリコールが出ている物があるのです。
国土交通省のチャイルドシートのリコール情報http://www.mlit.go.jp/jidosha/child/index.htm#recall
重要な内容のリコールが過去に発表されていますので、年に1回くらいは使っているチャイルドシートにリコールが出ていないか調べてみることをおすすめします。
チャイルドシートの安全性をしっかりと機能させるために最も重要なことは、正しく固定することです。
最近ではisofix(アイソフィックス)と呼ばれる固定方法が主流となっています。車にisofixの装備があればシートベルトだけで固定する物よりもしっかりと簡単に正しく固定することができます。
※車が古いとisofix非対応の場合があります。要確認。
もしも予算オーバーでisofixのチャイルドシートが購入できないとしても、シートベルトでの固定をしっかりとすればチャイルドシートの安全性は保たれます。
しっかりと説明書を見ながら、正しく設置して下さい。最後にチャイルドシートに大人が片膝をのせ体重をかけて、シートベルトの緩みを取って下さい。そうすることで、チャイルドシートがぐらつくことがなくなります。
『チャイルドシートアセスメント』という安全性の評価が公開されていますが、参考にはなりますが結局決め手にはなりにくいんですよね。
JNCAP(独立行政法人自動車事故対策機構の公式サイト)http://www.nasva.go.jp/mamoru/child_seat_search
『チャイルドシートアセスメント』で高い評価をうけたあるメーカーのチャイルドシートでも、リコールで「衝突時にベルトが外れる可能性がある」という恐ろしい状況が報告されていましたので、購入時には安全であったはずのものも、実は欠陥があるということもあります。
チャイルドシートは0歳~3歳くらいまで使うものですから、その期間にリコールが出ていないか、正しくしっかりと固定されているかを気を付けていれば、どれを選んでもひどく安全性に欠けるものはないと思います。
チャイルドシートの乗り心地
「安全性で選ばないなら何で選ぶのか?」→「乗り心地です」「それから使いやすさ」
ただし、まだ生まれてもいない我が子ですから、サイズ感がまったくわかりません。
チャイルドシートってメーカーによって結構タイトに作られていたり、ゆったり作られていたりと様々です。
例えば↓の左のシートは割とタイトで、右のシートはゆったりしています。
写真だけでは伝わりにくいですが、店頭で見てみるとそれぞれの商品のサイドのタイト感が違うと感じられます。あまりタイトすぎると乗せ降ろしが大変です。
赤ちゃんは細い子からぽっちゃりさんの差がかなりありますよね。我が家の場合は夫婦ともどちらかと言えば細身なので、やはり息子も腕や足が細かったです。よその赤ちゃんをみると腕や足がムッチムチな子もいて、体質なんだなと思いました。
息子のような細身の赤ちゃんにはタイトな製品でも良いですが、どっしりさんにはちょっと窮屈だと思います。
(2歳半位になるとムチムチだった赤ちゃんも動き回るようになり、みんな同じようなサイズ感になっていきます。)
ご両親の体質を参考に赤ちゃんの体型をイメージすると良いでしょう。
また、我が家の場合は夫の職場の近くが私の実家だったので、頻繁に車で移動することが多かったです。片道40分ほどかかるので、チャイルドシートに座っている時間も長くなります。
チャイルドシートの価格と安全性は比例しないとしても、クッション性は比例するものが結構あります。
安い製品だと、座面や頭部のクッション性が悪いものが意外と多いです。これは実際に触ってみるとすぐにわかります。
10分程度、保育園や買い物に行く程度なら気にならないですが、長時間移動する場合にはかなり寝心地が変わってくるので、ご家庭によってはそこにも重点を置くと良いでしょう。
最後に、メーカーごとに背中~お尻にかけてのカーブの形が違います。これは実際に子供が座ってみないと、合うかどうかわからないと思いますが、細身の息子には当時のLeaman(リーマン)のカーブは全く合わなかったですね。
途中で使うのをやめるくらい合わなかったです。購入した中ではコンビが一番息子には合っていたようです。リーマンが悪いということではなく、それくらい合う合わないがあるということです。
安いものも使いましたが、軽くて使いやすく形も申し分ありませんでしたが、座面のクッションが足りなくて、長距離では「お尻が痛い」と言っていました。同じ姿勢で座り続けるのは大人だって辛いですよね。
あとは予算に余裕があるならクルッと回転するタイプが確かに乗せやすく降ろしやすいですね。ただし、サイズが大きく重たくなりがちです。
チャイルドシートの色でおすすめは?
チャイルドシートの色ってそんなにバリエーションはありませんが、黒か赤が多いですよね。
黒は汚れは目立ちにくいですが、その分汚れた時にわかりにくく、淡い色は汚れが目立ちやすくてもどこが汚れたかすぐにわかります。それぞれ一長一短あります。
夏は車内が暑くなるから、チャイルドシートの色も黒を避けたり、淡い色が良いかと考える方が多いと思いますが、色々な色を使ってみた感想は「何色でもそんなにかわらない」です。思う存分好きな色を選んで下さい。
それよりも、暑さを考えるならぜひ取り入れて頂きたいのはコレです!
フロントガラスにつけるサンシェード、これが想像以上に効果があります。車内の温度が上がりにくくなります。
私も今までは使っていなかったのですが、使ってみて今更ですが「いいね!」と感心しました。
降りる時に毎回つけるのが少しだけ面倒ですが、それを上回る効果があります。ただし、ペラッペラのはダメです。少し厚みのあるものをおすすめします。
我が家が使っているのはコレです。息子がカーズが好きなので、夫がどうしてもこれにしたかったみたいです。
|
まとめ
チャイルドシート選びに迷ったら、まずは好きなデザインを選んでみて、乗っている時間が長いならクッション性を確認して、あとは予算に見合ったものを購入すれば良いと思います。
あまり考えすぎても、結局答えが出ないというか、使ってみないとわからないということです。
高価なものは確かに良いかもしれませんがあまり無理をしない範囲で選びましょう。たった2~3年で不要になります。第2子にも使えるでしょうが、とりあえず今生まれてくるお子さんの為のものと考えて購入すれば良いでしょう。
ちなみに3歳くらいになると、今度はジュニアシート選びになります。1~4万円位が相場でしょうか、これは身長が140cmになるまで使いますから、3~6年位使うことになります。
関連記事:ジュニアシートはどこにつける?子供を助手席に乗せるのは違反?