ボウリングをする時に忘れがちなのが貸し靴代です。
「ボウリングをするだけなら、スニーカーやバッシュでも良いのでは?」
「きれいな運動靴ならいいでしょ!」
「上靴持って行くから、レンタル料かからないよね?」
なんて声が意外と多く聞かれますが、本当のところはどうなのでしょうか?
ボウリングの貸し靴は絶対借りないといけないのか、というお話です。
ボウリングの靴って高くない?
ボウリングの貸し靴代が高いというよりは、ボウリング自体のゲーム料金や会員登録料などと貸し靴代が合わさって、結果的にちょっと遊ぶだけなのにすごく高くなってしまいますよね。
ボウリングするなら、その前後でご飯も食べたいですし、他にも寄り道したりして遊ぶことが多いですよね。
ボウリングだけで何千円もかかってしまうと、なんだかもったいない気がするのはよくわかります。
一般的にボウリングのレンタルシューズは250円~300円ほどですが、例えば家族で遊びに行けば1ゲームだろうが、1時間だろうが、人数分の靴代が発生してしまいます。
やっぱりちょっと高いですよね。
結論から申し上げますと、ボウリングをするなら『ボウリング用のシューズ』が絶対に必要です。
『ボウリング用のシューズ』というのは、×『ボウリングにしか使わない専用の上履き』ではなく○『ボウリングをするために作られた専用のシューズ』という意味です。
ボウリング場に『マイシューズ』や『持ち込み靴』として許可されるのは『ボウリングをするために作られた専用のシューズ』です。
貸し靴代を少しでも節約するためには、1~2ゲームで終了せず、投げ放題などで沢山プレイして、せっかく借りたボウリングシューズを使い倒す・・・又は、
ボウリングシューズを購入して、いっぱいボウリング場に通う・・・のどちらかになります。
ボウリングシューズは安いものだと3,000円くらいで購入できます。ただし、ネット通販で購入する時は、返品可能なものを選ばないとサイズが合わない場合には結局余計にお金がかかってしまいますのでご注意ください。
ボウリング場に併設されているショップで販売していることも多いので、店員さんに相談してみると良いですよ。試着できた方が確実です。
安いシューズでも当たりが良ければかなり長く使えます。私も3,000円位のものを使っていましたが、毎週使っても2~3年は使えました。
ボウリングの靴はなぜ必要?
ボウリング場の貸し靴はどう見てもただの運動靴にしか見えないかもしれませんが、よく観察してみると靴底が普通のスニーカーとは全く違います。
ボウリングシューズの靴底は滑る素材でできています。フェルト生地などが貼られています。
反対に普通の運動靴はゴム質で凹凸がありしっかりと止まるように作られています。
普通のスニーカーを履いてボウリングをしてしまうと、靴底のゴムが床にこすれて床のコンディションが変わってしまいます。次の人がプレイする時につっかかって転んでしまったり、関節を痛めたりする原因になってしまいます。
また、ボウリングの球をレーンに放つ時に、強くグリップが利いて急停止してしまうと、投げた人自身が転倒する原因になったり、ボールの重さを上手く逃がすことができずに、膝や肩、肘や腕などの関節や筋を痛める原因になります。
ボウリングというスポーツでは、球を投げるときの『アプローチ』と呼ばれる助走スペースと、球が転がっていく『レーン』それぞれに、ボウリング独自の調整がなされていて、『ボウリングシューズ』を履くことで、全ての必要条件が揃うことになるのです。
友達とワイワイしながら投げるボウリングもあれば、1人で真剣勝負しているボウリングもあります。
思いっきり投げた時に、思っても見ない所でつまづいたり引っかかったりすると、バランスが崩れて激しく転倒したり、関節や筋を痛めてしまいがちです。
年配の方々も楽しんでいるボウリングですから、『アプローチ』のコンディションを変えてしまうプレイはやはり危険でマナー違反となってしまいます。
ボウリング場の貸し靴と販売されている『ボウリングシューズ』にも大きな違いがあり、貸し靴は右利きでも左利きでも対応できるよう両足が滑る仕様になっていますが、通常売られている『ボウリングシューズ』は左右どちらかのみ滑る仕様になっています。
つまり、最後に残る足(軸足、重心がかかる足)の裏が滑るようになっている靴を購入して下さい。
一般的に右利きの方の助走は、右足からスタートし左足でバランスを取り投げ切ります。ですから、左足裏が滑る仕様になっている物を購入します。
ボウリングの度にわざわざ靴を持って行くのは正直面倒ですが、頻繁に通う方はやはり購入された方がお得ですし、他の人が履いた靴を何度も履くのは衛生上おすすめしません。
子供はすぐにサイズアウトしてしまうので迷うところですが、大人は購入した方が絶対にお得です。
どちらにしてもボウリングというのはある程度お金がかかってしまう遊び(スポーツ)なんですよね。
まとめ
なんとか貸し靴代を節約したかった方にはあまり楽しい話ではなかったと思いますが、ボウリングには絶対に『ボウリングシューズ』が必要なのです。
頻繁にボウリングをしていると、ルールを守らない人が激しく転倒したり、関節を痛めたりしていることがよくあります。
ルールを守っていても、ちょっとしたことで怪我をしてしまう可能性もあります。
ボウリングをする人がもっと増えてほしいなあと思っているので、ボウリングのちょっとしたマナーやルールについてご紹介させていただきました。