スマホの年賀状作成アプリは数多くありますが、意外と手間取ってしまうのは印刷ではないでしょうか。
デザインを作ってはみたものの、プリンターが家に無かったり、壊れてしまったりする場合はよくあります。
また、印刷をネット注文したとしても、繁忙期にはすぐに届かない可能性は十分にありますよね。
そんなときにおススメなのがコンビニ印刷です。
スマホで年賀状をコンビニ印刷できる?
スマホで作った年賀状をすぐにコンビニで印刷できるなんて、素晴らしいと思いませんか。
出す予定の年賀状があまり多くない時や、思いがけない人から届いた時の返信に数枚だけ必要な場合には特にお勧めです。
とにかく早く年賀状が出来上がります。
しかし、どのアプリでもできるわけではありません。
ここでご紹介するのは、日本郵便(郵便局)の『はがきデザインキット』というアプリです。
無料で年賀状の作成ができ、ネット注文も、自宅印刷も、コンビニ印刷もできるという優れモノです。
インストールもデザイン面の作成もとても簡単です。
まずはiphoneのApp StoreやAndroidのPlayストアから『はがきデザインキット(公式サイトへリンク)』をインストールして下さい。2019年度は11月1日から提供開始です。
インストールすると一番最初に『宛名スキャン』を使用するかどうか選択しますが、これは自宅に届いている年賀状などの宛名面を撮影すると、差出人の住所や名前を読み取ることができ、住所録を作るものです。
この機能を使用するためにはアカウントの登録が必要になります。
しかし、コンビニでデザイン面を印刷するだけの場合は不要です。コンビニではこのアプリの宛名面は印刷できません。
あとはガイダンス通りに進めて行くと、スタートします。
最初にデザインを選ぶと、【普通紙でつくる】か【写真用紙でつくる】という選択肢が出てきますので、コンビニ印刷の場合は普通紙を選んで下さい。
コンビニのマルチコピー機は普通紙のみ対応です。
後はスマホに保存してある写真を入れたり、文章を編集して完成です。
差出人はデザイン面ではなく宛名面に入れることが推奨されていますが、どうしてもデザイン面に入れたい場合は、【メッセージ】から文章として差出人を追加することができます。
作ったデザインを保存したら、【プリンターで印刷する】という項目を選び、次に【セブンイレブン】を選びます。
すると、プリントの予約画面が表示され、先に進むと、予約完了画面と【プリント予約番号】が表示されます。
この予約番号は必ずメモしておいて下さい。印刷の際に必要です。
この予約番号の有効期限は1週間です。
はがきデザインキットはセブンイレブンだけ
このアプリで作った年賀状を印刷できるコンビニは、セブンイレブンだけです。
また、印刷できるのはデザイン面だけで、宛名面は非対応です。
セブンイレブンのマルチコピー機の中には、切手が付いていない普通のハガキ用紙がセットされています。
年賀状を印刷する際には、このハガキ用紙に印刷するか、自分で持ち込んだお年玉付き年賀はがきに印刷かのどちらかになります。
セットされているハガキ用紙に印刷した場合は、年賀切手やお年玉付き年賀切手、なければ普通の切手などを購入して貼る必要があります。
年賀切手を販売しているコンビニはかなり少ないですし、お年玉付き切手は通常の郵便料金にプラス3円の価格になっています。
3円は寄付金として、特定の事業を行う団体に寄付されています。
お年玉つき年賀はがきを使う場合には、事前に年賀はがきを購入し、自分でコンビニのコピー機にセットする必要があります。
無地の年賀はがきはコンビニでも売っている可能性は高いですが、店舗によっては10枚セットで売っているという場合もあるようです。
1~2枚で十分な場合には困りますよね。
とは言っても、年賀はがきや年賀切手が余ってしまった場合には、1枚5円で普通はがきや普通切手に取り替えてもらうこともできます。
コンビニにセットされている用紙かお年玉付きの年賀はがきか、どちらを選ぶかは郵便局やセブンイレブンまでの距離や利便性で判断して下さいね。
はがきデザインキットスマホ版の印刷方法
予約番号を用意してセブンイレブンへ向かいます。
マルチコピー機のメニューから【プリント】→【ネットプリント】を選択します。
「プリント予約番号」を入力し、【確認】を押します。
次に、自分が作成した年賀状が表示されます。
画面の下の方に部数を設定する項目がありますから、枚数を設定して下さい。
決定ボタンを押すと、【備え付けのはがき用紙】か【持ち込みはがき】の2択が表示されますので、どちらかを選んで下さい。
【持ち込みはがき】を選んだ場合には、コピー機のトレイを開けてハガキをセットするよう指示されます。
焦らずに指示通り操作すれば大丈夫です。
最後に支払方法をnanacoか現金(コイン)のどちらかを選択し、【プリントスタート】を押します。
印刷代は1枚につき80円です。
印刷の品質が心配な方はご安心ください。
実際に印刷してみたところ、最高品質とは言えませんが、個人的には十分に納得できる出来栄えでした。
無地のハガキを購入する際には、インクジェット紙ではなく普通紙を購入して下さい。
コンビニのコピー機はインクジェット紙は非対応です。
まとめ
文章にすると少し複雑に感じられるかもしれませんが、実際にやってみると本当に簡単に年賀状ができてしまいます。
本当に簡単なので、ついつい色々なバージョンを作ってしまいます。
個人的には、用紙をセットする必要がない【備え付けのハガキ用紙】が最も簡単な方法かと思います。
3円をプラスしてお年玉付き年賀切手を貼れば、受け取った方も喜ばれるのではないでしょうか。