引越しが決まって、運搬を依頼する業者と契約したら、さっそく荷造りを始めましょう。
引っ越し前に要るものと要らない物を仕分けした方がいいのか?
引き出しの中身はどうすればいいのか?
電化製品の梱包は必要か?
引越しの荷造りのポイントをご紹介します。
引越しの荷造りのコツ
引越しに慣れていないと、適当に箱詰めしてしまって、運ぶ人が大変だったり、引越し後にどこに何があるか分からなくなったりします。
前もって荷造りのポイントがわかっていれば、引越し全体がスムーズに進みます。
段ボールに貼るガムテープは十字にかける
角に貼るとすべりやすくなるためです。落下防止になります。
段ボールに隙間をつくらない
なるべくいっぱいに詰めるか、隙間には新聞紙などを丸めて詰めるようにします。隙間があると中の物が動いて壊れやすくなります。
重いものは小さい箱に、軽いものは大きい箱に入れる
1つの段ボールに本や雑誌などの重たいものを詰め込み過ぎないようにしましょう。1人で運べるくらいの重さにします。
食器や洗剤類もまとめすぎると重たくなります。隙間には新聞を詰めるか、軽いものを詰めます。
ダンボールの中身は必ず上面と側面の両方に書く
荷物を山積みにした時に横から見ても上から見ても内容物が確認できるようにするためです。
新居の部屋別にダンボールに印を付ける
ダンボールのフタをする時のガムテープの色を変えて、搬入先の部屋別に色分けするか、A・B・Cのように部屋番号を決めてダンボールに記入すると、作業員が効率よく荷物を運び込めます。
さらに荷物が多いのであれば、A-1、A-2、A-3というように開梱する順番もつけておくと引越し先で山積みする時も、番号別に積んでもらえば整理がしやすくなります。
引越し後すぐに使うものは分けておく
例えば、荷ほどきに必要なカッターやハサミ、トイレットペーパー1個と便座シート、手拭きタオル、雑巾やゴミ袋など
収納ケースの中身はそのまま(見積時に要確認)
タオルや衣類のような中身はそのままで運んでくれる業者が多いです。
ハンガーにかかった衣類の梱包(見積時に要確認)
ハンガーにかけたまま運べるケースを持ってきてくれる業者もあります。
本棚やスチールラックなどはそのまま
中身はダンボールに詰めてください。棚は引っ越し当日に作業員が最適な方法で運んでくれます。
靴箱の靴と箱に入った靴(靴箱の靴は見積時に要確認)
箱に入っている靴はダンボールに詰めて下さい。
靴箱の靴は靴専用のケースを持ってきてそのまま新居の靴箱に入れてくれる業者もあります。
食器はチラシか新聞紙に包んでダンボールに詰める
ラップをするかビニール袋に入れてから包むと、引越し後に食器を洗う手間が省けます。
グラスは横にして入れると割れる原因になりますので、立てて入れます。
最後の数日は紙コップや紙皿を使うのもおススメです。
ダンボールの中にゴミ袋などを入れて液漏れ防止
使いかけの洗剤や、調味料などを新居に持って行く場合には液漏れ対策をして下さい。
冷蔵庫は1週間前から食べきるように計画
引越しの前日までにできるだけ空になるようにします。
布団はそのまま(見積時に要確認)
前もって不織布製の布団袋をくれる業者もあります。その場合には引っ越し当日にその袋に詰めましょう。
引越し業者が袋をくれない場合には自分でふとん袋を用意する必要があります。
電子レンジや空気清浄機のような家電はそのまま
小さいものは壊れないように断衝材なども利用し、ダンボールに詰めます。
ガスコンロやテレビのような大きいものは作業員が最適な方法で梱包し、運んでくれます。
パソコンやHDD内蔵の家電は自分で運ぶのがおススメ
引越し業者も運んでくれますが、外傷のない故障は保証の対象外という可能性もあるので、車があるなら自分で運んだ方が安全です。
購入時の箱と梱包材があるなら、それに入れるのが一番安心です。
引越しの荷造りの手順
使わない物から荷造りするのが基本ですが、なかなかスムーズに進まないものです。
引越しまであと2日・・・というあたりから時間的にも体力的にも辛くなってきますので、体調管理に気を付けて乗り切ります。
引っ越し前に不要な家具などは処分しますが、細かいものの仕分けをするかどうかは、荷造りにかけられる時間によって変わってきます。
もしも荷造りをする時間が数日しかないのであれば、引っ越し前に仕分ける時間はありませんので、とにかく全て梱包し、引越し先で不要なものを捨てた方が良いでしょう。
引越しまでに1週間あるとして、荷造りをする手順は次のようになります。
1日目・・・1週間分以外の衣類
2日目・・・本や書類・オーディオなど
3日目・・・食器・雑貨など
4日目・・・台所の掃除と荷造り
5日目・・・お風呂・トイレ周りの掃除と荷造り
6日目・・・冷蔵庫の掃除と中身の整理
7日目・・・布団の梱包・部屋の掃除
掃除機は最後まで使うので残しておいて下さい。
時間が無い人が最短で荷造りを終えるためには、仕分けをせずにとにかく今ある物を同じように新居に移動することを考えて下さい。
例えば、タンスの引き出しの物はそのまま1段につき1つずつのダンボールに詰め込みます。引越し後そのまま各段の引き出しに戻せます。
調理器具なども引き出しに入っていたままダンボールに詰めて、隙間には新聞紙を丸めて入れます。
細々としたものは紙袋などにまとめて入れて、ダンボールに詰め込みます。
冷蔵庫の電源は引越し業者によって前日に止めるのか、当日に止めるのか確認して下さい。ほとんどの場合前日までに電源を切って下さいと指示されます。
引越し後はさっさと荷物を整理するのが得策です。後になればなるほど片づけが大変になってしまいます。
また、家財の破損や紛失などに気づくのが遅れると保証されない場合もあります。
引越しの荷造りで用意するもの
まずは、ダンボールを沢山用意して下さい。
途中で足りなくなってしまうと、時間がもったいないので少し多めに用意します。
あとは、ガムテープ(場合によっては数色)・ビニールひも・マジック・食器梱包用の紙類か断衝材です。
洗剤や調味料の段ボールに使うゴミ袋、細かい物をまとめる(デパートなどの)紙袋
できれば新居の見取り図を用意して、各部屋に色分けまたはアルファベット分けしたダンボールをどこに置けば良いか記入しておき、引っ越し当日新居に貼っておくと作業員がわかりやすいです。
荷物を運んでくれる作業員に配慮することで、引越しが効率的に進み、双方とも気持ち良く引越しを終えることができるでしょう。
まとめ
引越しの荷造りは思った以上に時間がかかるものです。計画的に進めないと、最後には寝る時間も無くなってしまい大変です。
時間が無い人はとにかくそのまま詰めるのが鉄則です。
引越し業者が到着したら、あっという間に積み込んでしまうので、前もって荷造りを終わらせておきましょう。