クリスマスといえば、色々な楽しみがありますが、クリスマスツリーは飾りつけるのも眺めるのも、本当に気分が盛り上がります。
しかし、猫を飼っている家でのクリスマスツリーの飾りつけは、楽しいだけでは終わりません。破壊との戦いです。
今年のクリスマスにツリーを飾ろうか悩んでいる愛猫家の皆さんへ、猫とクリスマスツリーのお話とクリスマスツリーを飾る時の注意点をご紹介します。
猫がいてもクリスマスツリーを飾れるか?
2016年の調査では、猫を飼っている割合は10世帯に1世帯となっています。
そして猫のいる部屋にクリスマスツリーを飾るかどうか、実は意外と多くの方が悩んでいます。
猫がクリスマスツリーを破壊するのを恐れて飾らないという声が多いですが、実際に飾っている方もいます。
絶対に無理というわけではありませんが、場合によっては諦める心づもりをしておくといいかもしれません。
人間と同じで、猫にも性格差があり、パッションを抑えきれない子もいれば、どんな時もおっとりタイプの子もいます。
年を重ねるにつれ、丸くなっていくのも人間と同じですよね。
ですから、飼っている猫の年齢や性格に合わせながらクリスマスの飾り付けも考えていくといいですね。
猫がクリスマスツリーを食べる?
クリスマスツリーは猫の好きなものでできています。
キラキラ、ゆらゆら、フサフサとくれば、猫たちのテンションが上がるのは当然です。
猫の年齢が若いほど、遊びたくてたまらないでしょう。
しかし、猫の性格差もかなりあり、1歳でもクリスマスツリーに悪戯しない子もいますし、何歳になっても手のつけられない暴れん坊もいるようです。
また、クリスマスツリーに対する興味も個体差があり、木に登たい派もいれば、飾りにじゃれたい派もいます。
しかし、猫が嬉しそうにツリーで遊ぶ姿は、飼い主にとっては微笑ましいですが、キラキラして長いモールや紐などを飲み込んでしまったり、プラスティック製のツリーの葉を食べてしまったりする猫もいます。
万が一飲み込んでしまうと、のどに詰まったり、胃腸に留まったりし、重篤な症状になる場合があります。動物病院が開いていない時に非常事態が起きては大変です。
また、電飾のコードも身体に絡まったり、かじって断線してしまう猫いるので、感電や、漏電からの火災や猫への感電の心配もあり、非常に危険です。
大切な飼い猫を守るためにも、クリスマスツリーを飾る時には、それぞれの猫のクリスマスツリーに対する興味レベルを見定めて、途中で片づけるという決断も必要かと思います。
クリスマスツリーを飾る時の猫対策
率直に言って、絶対安心という対策は無いですが、色々と試してみる価値はあると思います。
まず初めに、クリスマスツリーを出してきて飾り付けるときに、猫を興奮させないこと。
猫を別室に移して、飾るところを見せない方が良いです。
周りに棚などの登れるものがない場所におく。そして、ツリーのサイズにもよりますが、ツリーの下に登るスペースのない椅子や棚を置いて高さを出す。猫がすぐに届かないようにするためです。
クリスマスツリーに猫の嫌いなにおいを付ける。↓のような猫用忌避剤が販売されています。
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クリスマスツリーの下に猫の嫌がるものを置く。音で動くおもちゃ等。掃除機のような日頃嫌がるもの。
できるだけ、キラキラしたモールやゆらゆら揺れるオーナメントを避ける。
あまり動かないようなもの、猫が遊ばなそうなものを選ぶ。
電飾を使う際は、コードがぶらぶらしたりしないようにしっかりとツリーに固定する。
お菓子の袋を止めるのに使われているような針金の入った留め具や結束バンドを利用する等。
猫がかじる場合には、コードカバーも100均や家電店で入手できます。↓こんなやつです。
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とは言っても、そんな対策をものともしない、元気ハツラツな暴れん坊には効果が無さそうなので、そんな時は、プラスティックのケースに入っているクリスマスツリーがお勧めです。
全面を手作りケージで囲むという方法もありますが、これではせっかくのクリスマスツリーのムードが台無しのような気もします。
今年駄目でも、猫が年をとり落ち着く可能性もあるので、ぜひ再チャレンジしてみてくださいね。
まとめ
猫がいる家でもクリスマスツリーは飾ることができますが、飾り方や飾る場所に注意して、猫の興味をひかないようにするのがコツです。
クリスマスツリーを食べたり、倒したりするくらい元気な猫の場合は、異物誤飲や家財の損傷を防止するためにも、今年は諦めたほうがいいかもしれません。
クリスマスを楽しく過ごして、新しい年を家族みんなが健康で迎えられることが何よりですね。