「初節句、五月人形や鯉のぼりはいつからいつまで飾っていいの?」
五月人形を飾る時期や飾る場所、しまう時期としまう時の注意点をご紹介します。
端午の節句には毎年五月人形や鯉のぼりを飾りますが、初節句には早めに人形などを手配し、余裕を持って飾つけをして、少し長く五月飾りを楽しむのも良いでしょう。
初節句の五月人形はいつ飾る?
五月人形は春のお彼岸が終わってから飾り始め、5月の中旬くらいまでを目安に片づけるのが一般的です。
春のお彼岸は春分の日とその前後3日間を合わせた7日間です。
春分の日は前年の2月1日に正式決定されます。2018年の春分の日は3月21日、2019年の春分の日も3月21日と決定しています。
つまり、春のお彼岸は3月18日~3月24日ですので、端午の節句の飾りつけをするのは一番早くて3月25日からとなります。
大安かどうかなどお日柄はあまり気にしなくても大丈夫です。赤ちゃんがお昼寝しているうちに飾りつけしましょう。パパにやってもらってもいいですね。
子どもが大きくなれば、一緒に飾るのも楽しいですよね。記憶に残る行事になります。
端午の節句は五月飾りを春のお彼岸明けから5月中旬まで飾り、5月5日にちらしずしや縁起の良いお料理でお祝いするのがならわしですが、これは絶対こうしなければいけないというものでもないので、ご家庭や地域に合ったやり方で子どもの成長を見守っていくのが良いと思います。
忙しくてなかなか休みが取れないので、ひな人形をしまう時に五月人形を出すというご家庭もあります。
お姑さんがこだわりを持っている場合には、ある程度それに従って用意する方が丸く収まります。
好きなデザインや好きな武将の鎧兜を購入し、通年飾っているご家庭もあります。
端午の節句はご家庭の事情に合わせた形で、楽しんで行うのが子供にとっても大人にとっても大切です。
毎年こどもの日には、「去年の今頃に比べると成長したな~」と大人は我が子の成長を喜び、子どもは「自分は親にとって大切な存在なんだな」と感じられるそんな一日になっていくでしょう。
初節句の五月人形を飾る場所は?
五月人形を飾る場所は、一番良いのは【床の間】ですが、畳がある家も減りつつある今、なかなか【床の間】がある家も少ないですよね。
床の間以外なら、せっかく飾るのですから、みんなから良く見える場所や、家族が集まる場所がお勧めです。
逆に避けて頂きたいのは、直射日光やエアコンが当たる場所、台所や洗面所などの水回り、埃や湿気が多い玄関です。
五月人形は繊細な素材で作られています。紫外線や極端な温度差で色あせや変色が起きます。湿気に弱いので風通しが良い所に飾りましょう。
方角などはあまり気にしなくても良いようですが、設置場所候補が複数あり悩んでいる方は、方角で選ぶとさらに完璧ですね。
神さまを祀る時と同じ様に、北向きにならないように飾るのが良いでしょう。東~南向きがベストです。
飾り付ける時には綿手袋などをして、直接人形に触らないようにしましょう。カビや変色の原因になります。
五月人形はいつしまう?
5月5日のこどもの日が終わったからといって、あわてて片づけなくても大丈夫です。
5月中旬くらいまでを目途に、晴れて空気が乾いている日を選びましょう。
梅雨の季節が来る前には必ず終わらせましょう。人形に湿気は大敵です。
次の端午の節句に人形を出したら、変色していたりカビだらけにならないように、何点か注意して下さい。
・必ず晴れてカラッとした日にしまう。
・手袋をする。
・埃を払い、手垢が付いていたら空拭きする。
・布か薄い紙で人形を包む。
・隙間があれば新聞紙を軽く詰める。(湿気を取り虫よけになる)
・新聞紙で人形を包んではいけない。
・人形用調湿防虫剤を入れる。(必ず容量を守り、直接人形には触れないようにする)
・押し入れに入れるなら、スノコを敷いて上段か天袋に入れる。
・ダンボールはカビが生えやすく虫が付きやすいので、1年目はいいとしても、2年目以降は別の箱を用意する。
【触らない!】というのは子どもには難しいので、【とにかく湿気に注意!】ですね。
まとめ
4月は何かと忙しい月ですし、ゴールデンウィークの準備などもバタバタします。
急いで飾って、慌てて片づけるのでは五月人形がもったいないです。早めに飾って長く楽しみましょう。
見るのも飾るのも楽しい五月人形ですが、片づけるのは少し大変ですね(^_^;)
人形用に綿手袋を一揃え用意しておくと便利です。ドラッグストアなどで売っています。その時に人形用防虫剤も購入しておきましょう。