サンタクロースからのプレゼントは子供にとっては感動的な体験です。
おとぎ話と自分のいる世界がつながったような、魔法のような、子供だけの特別な体験です。
となりのトトロのような感じでしょうか。
子供にしか見えない素敵な世界です。
そんな子供たちはいつまでサンタクロースを信じているのでしょうか。
「サンタクロースの正体を知って、子供はどう思うのか?」
「子供を喜ばせるために始めたことだけど、親が嘘をついていたと思わないか?」
そんな心配性の大人たちにこの記事を贈ります。
子供はいつまでサンタを信じる?
大多数の子供は6歳ごろまでサンタクロースの存在を信じているようです。
これは日本だけではなく欧米でも同じですが、個人の性格や家庭環境により、実際に事実を知る時期は異なります。
子供たちは何カ月も前からプレゼントを考えたり、一生懸命手紙を書いたりします。
24日の夜にサンタクロースのために、お菓子や飲み物を用意してからベットへ入る子もいるようです。
クリスマスイブの寝る前のソワソワした感じと、25日の朝の期待感は大人になっても忘れられない、心地よい思い出ではないでしょうか。
サンタの正体をばらすのはNG?
子供たちが8歳ころになると、物事を客観的に見れるようになってきす。
ちょっとした矛盾に気づいたり、真実を確認しようとしたりします。
たとえば、
「プレゼントの包装紙が近所のおもちゃ屋さんと同じだった」
「手紙の字がパパの字だった」
「サンタクロースの髭がちょっとはがれていた」
「ママのお財布にプレゼントのレシートが入っていた」等
さらに、周りからサンタクロースはいないということを言われ、ますます怪しいと疑います。
たとえば、
「サンタは本当は親なんだよ」
「サンタなんているわけない。まだ信じてるの?」
「親に騙されている」等
親が一生懸命隠してきたことも、学校で友達にあっさりと暴かれてしまいます。
勘の鋭い子は両親の態度でわかってしまうかもしれません。
子供から「サンタクロースは本当はお父さんなの?」「本当はいないの?」「嘘ついてたの?」と言われる日が来るでしょう。
同じ年頃の友達が知っていたり、本人が疑っている場合は正直に話してあげた方が良いかと思います。
しかし、子供の性格によっては、いきなり真実を突き付けるよりは、「サンタさんは忙しいからお父さんが頼まれたんだよ」というようなワンクッションがあったほうがいいかもしれませんね。
次の年には、きっと現実を受け入れる心の準備ができているでしょう。
ちなみに私自身は、寝付けないでいるうちに、そうとは知らない母親がプレゼントを枕元に置いていってしまいました。
母が一生懸命隠しているのですぐには言い出せず、少し後になって「実は…」と打ち明けました。
母は「えー!そうなの?!」と驚いていましたが、次の年からは両親とクリスマスプレゼントを買いに行くようになりました。
私はその前の年くらいから、サンタクロースは親かもしれないと気づき始めていました。
プレゼントをもらえたのは、中学生になるまでだったと思います。
子供にとってサンタの存在とは?
真っ直ぐな気持でサンタクロースを信じていた子供たちは、その正体を知ることで、泣いたり落ち込んだりするかもしれませんが、本当のことを愛情をもって話してあげれば、きっと納得してくれます。
時間がたつと、親子の笑い話になり、大人になるとあの幸せな時間を自分の子供にもプレゼントしたいと思うようになります。
クリスマスのサンタクロースは、子供を喜ばせたいという親の愛情の形です。
その証拠に多くの人が、自分の子供に対しても同じようにサンタクロースを演じます。
さらに、自分は親にしてもらえなかったという人も、自分が親になった時には、子供にサンタクロースからのプレゼントを贈りたいと思っているのです。
子供の頃の感動的な体験は、その後の心の成長に良い影響を与えます。
また、夢をもって生きることは、人生を楽しく豊かにするエネルギーになります。
子供の自己肯定感にも少なからず影響するでしょう。
まとめ
子供が真実に気づくことは、成長の証しでもあります。嬉しいことですよね。
いつか来るサンタ卒業の年まで、目一杯素敵なサンタクロースを演じて、心に残る思い出を作りましょう。