あまり経験がないのに、ホームパーティに誘われると、イメージがわかなくて少し心細くなりますよね。
学生時代は友人宅に気軽に遊びに行ったりしたものですが、会社の同僚や、社会人になってからのお友達相手だと色々と配慮が必要です。
今までは、そういったマナーを敬遠していた方もこの機会に、お宅訪問の注意点を押さえておいて下さいね。
ホームパーティでのお呼ばれのマナーとは?
ホームパーティを楽しく過ごし、人付き合いをスムーズにするために、最も大切なポイントは、
ホスト(主催者)に協力し、ホストの手間が増えないように配慮することです。
ホストは自宅という場所を提供し、場合によっては、食器やグラスを用意し、料理をしてくれています。
事前に、部屋の掃除やテーブルのセッティング、料理の仕込み等で、お金だけではなく、貴重な時間と労働力を費やしています。
また、パーティの間はもてなしに徹し、ゲストが帰った後は、片付けと掃除が必要です。
後片付けを手伝うつもりなら、エプロンを持参すると良いでしょう。
食事の時でしたら、「お茶を注いだり、お皿を運んだり、お手伝いしましょうか?」と聞いてみて下さい。
「好きでやってるから」「何もしなくていいよ」
などという方もいますが、それが本心だったとしても、ゲストが配慮してくれているというその気持ちはとても嬉しいものです。
2回ぐらい申し出ても断られるようでしたら、ホストは台所に入ってほしくない人かもしれないので、その場合は辞退しましょう。
持ち寄りのホームパーティの場合は、前もって何を持っていくべきかホストに確認し、その指示に従ってください。
前菜やサラダ、パンやごはん、デザートなど、どれを持って行ったら良いか聞いてみると良いでしょう。
その時に、参加者のおおよその人数と、どのような方が参加されるのかがわかれば、手土産の個数や内容、服装なども選びやすくなります。
そして、パーティの間は、できるだけ社交的にふるまうことです。
これは得意・不得手があるでしょうが、心構えの問題です。
ゲストだからといって受け身でいるのではなく、一緒に準備しスムーズに進行するよう配慮する心遣いが、ホスト側にも好印象ですし、そのホームパーティをより充実したものにするでしょう。
そして、帰る前と帰宅後にはホストへ会場提供ともてなしに対するお礼を伝えることを忘れないでください。
パーティに参加できて楽しかったこと、お料理が美味しかったこと等を付け加えると、ホストも喜んでくれます。
帰宅後には連絡先がわかれば、メールなどでお礼を伝えましょう。
お呼ばれした時のマナーとして時間は?
これも個人差はありますが、日本では大体開始時刻の5分前後位に会場に到着するのがベストです。
早すぎると、ホスト側の準備が終わっていない場合には大変な迷惑ですし、万が一、15分以上遅れるような場合には、電話などで遅れて申し訳ないですと連絡したほうが親切です。
アメリカでは、ホームパーティ開始時刻の30分後位に行くのがマナーというようなことも聞きますが、日本でも沖縄や九州の一部の地域で、プライベートの集まりでは遅れていく習慣があるようです。
どちらもホストの準備などに配慮したことから広まった風習のようです。
稀に例外もありますが、基本的には早過ぎても遅すぎてもいけません。
そして、お暇する時間はゲストから申し出るのがマナーです。
2~3時間を目途に、「楽しくてあっという間だったけれど、そろそろ失礼しますね。」と切り上げる提案をしましょう。
言いにくい場合は、トイレから戻って来た時などが、会話が途絶えたところで切り出しやすいでしょう。
ホームパーティにお呼ばれした時のお土産について
お土産はセンスが問われるからと、張り切り過ぎてはいけません。
みんなの前で披露するのではなく、玄関などで速やかに手渡しましょう。
ホストが料理やデザートを用意している場合はその邪魔にならないような焼き菓子やお酒等を選びます。
ホストの手間を考えて、できるだけ、取り分けなくてもすぐに食べられるものが理想的です。
アレンジメントフラワーは良いが、花束は活ける手間がかかるので控えたほうが良いでしょう。
前もって連絡し、前日に花束を贈るのであれば喜ばれるかもしれません。
また、一品持ち寄りのパーティーなどでも、それ以外の手土産を持っていくという人が多いようです。
まとめ
ホームパーティに招待されると、ゲストだから楽しめばいいと考えがちですが、ホストとゲスト両方の協力があるからこそ、気持よく楽しいパーティができるのです。
名残惜しいくらいで切り上げ、楽しみを次につなげることで、また集まりたいと皆が思うでしょう。
ホームパーティをすることで、お互いの友好関係が少しずつ深まるといいですね。