12月の北海道札幌市は本格的な冬の始まりと、心躍るクリスマスへの期待で寒いながらも活気付いています。
ここでは、この時期に札幌へ来られる旅行者の方々へ、札幌駅周辺のイルミネーション情報と札幌の天気やこちらでの服装についてご紹介します。
日本列島の北と南では冬の状況がかなり違いますので、ぜひ旅の準備の参考にして下さいね。
札幌の12月のイルミネーションは?
札幌市内では11月24日から『さっぽろホワイトイルミネーション』が始まります。
ホワイトイルミネーションは3つの会場に分かれています。
JR札幌駅から大通公園までの駅前通りでは、街路樹に単色のLEDが飾られ、華やかで神聖なクリスマスを演出します。
大通公園内は1丁目~8丁目までが、様々なテーマに沿った光のオブジェや電球でライトアップされます。
デパートやファッションビルが並ぶ南1条通の西1丁目~3丁目では街路樹がLEDでライトアップされます。
寒さと雪の反射でいっそう夜の街を幻想的に演出します。
大通公園の夏の眩しい緑も好きですが、冬の澄んだ空気に浮かび上がるイルミネーションはまた格別です。
さっぽろホワイトイルミネーションは1981(昭和56)年に始まりました。
近年では、廃食油を再利用し発電し、環境に配慮した新しいエコ・イルミネーションでありながらも、その装飾に少し物足りなさを感じる人も少なくなかったようです。
が、しかし!!!朗報です!!
さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会により、2015年から3年計画でイルミネーションのスケールアップなどのリニューアルが行われています。
2016年には大通公園の会場は1丁目~8丁目までと拡大しており、新しい光のオブジェや演出も登場し、会場全体を83万個の電球で彩りました。
今年はそのリニューアルの3年目になりますので、去年以上の完成度が期待されます。
札幌に足を運ばれる際にはぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。
さっぽろホワイトイルミネーション
ライトアップ期間
大通公園:2017年11月24日~12月25日(1丁目~8丁目)
札幌駅前通:2017年11月24日~2018年2月12日
南1条通:2017年11月24日~2018年3月14日
点灯時間
16:30~22:00 (12月23日~25日は24:00まで)
※大通公園の1丁目~4丁目では、家庭や企業の廃食油から精製したバイオディーゼル燃料で、オブジェなどを点灯しています。
期間中はぜひ、札幌駅前通地下歩行空間から地上に出て歩いてみて下さい。
JRさっぽろ駅は南口を出てすぐが駅前通りです。
地下鉄大通駅は27番出口から出ると、1丁目のテレビ塔のあるところです。
札幌大通公園のイベント12月編
ホワイトイルミネーションと同時にお勧めしたいのが、大通公園2丁目でほぼ同時期に開催される、「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」です。
姉妹都市ドイツ・ミュンヘンの風習を紹介するために、2002(平成14)年に初めて開催されました。
ドイツをメインとしたクリスマスのオーナメントや、北海道の作家によるクラフト作品など、ここでしか手に入らないものが多数出品されるため、毎年大変な賑わいを見せています。
設置された屋台の装飾や会場の雰囲気が、札幌に居ながらにしてドイツのクリスマス市に来ているかのように、来場者をワクワクさせてくれます。
会場では、本場ドイツの料理やホットワイン、ビールなどが販売されます。
屋内で飲食できるテントも用意されますが、こちらはかなり混雑するので、小さいお子さん連れでの食事は難しいかもしれません。
ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo日程
平成29年(2017年)11月25日(土)~
平成29年(2017年)12月24日(日)
11時00分~21時00分
また、大通公園1丁目のテレビ塔もクリスマス時期にはスペシャルイルミネーションで演出されます。
テレビ塔クリスマススペシャルイルミネーション日程
※2017年の日程はまだ公開されていません。
2016年12月20~22日
2016年12月23日(天皇誕生日バージョン)
2016年12月24~25日(クリスマスバージョン)
2016年12月1~25日
・16:30から3分間 点灯式によるカラー変更
・18:00,19:00,20:00,21:00からそれぞれ5分間 Twinkle night バージョン
テレビ塔のライトアップは24:10までです。
旅行の日程に空きがあれば是非、ホワイトイルミネーションの会場を散策したり、ミュンヘン・クリスマス市に立ち寄ってみて下さい。
テレビ塔の展望台から見る、大通公園のイルミネーションもお勧めです。
テレビ塔の営業時間
9:00~22:00
展望台入場券の販売は、テレビ塔閉館時間の10分前まで。
入場料
大人 720円
高校生 600円
中学生 400円
小学生 300円
幼児(3歳以上) 100円
札幌の12月の気温と服装は?
12月の北海道の天候は、降ったり溶けたりしていた雪も根雪となり始め、日中でも氷点下の真冬日になる日がでてきます。
北海道では4年連続で積雪量が少ない年が続いています。
とはいえ、2016年の12月には2度、交通機関がマヒするような大雪にも見舞われています。
旅行前に北海道の天気をしっかり確認してください。
イルミネーションを見るためには、夜の寒い時間帯に外に出なければなりませんから、しっかりとした防寒対策が必要です。
厚手のコートかダウンジャケットがベストです。
コートにフードが付いていなければ、帽子は必須です。
冷え込む日は耳が出ていると痛くなります。
手袋とマフラーを用意して下さい。
寒がりの方はヒートテックなどの下着を上下着ることをお勧めします。
厚手の靴下を履き、カイロを買います。
靴はブーツやスノートレーシューズがいいと思います。
道は圧雪や凍結で滑りやすくなっています。
万が一下手に転んでしまうと、手首や腰を傷めます。
靴につける滑り止めバンドもネットなどで売っています。
札幌の街中で付けている人はあまり見たことがありませんが、わざわざ新しい靴を買う必要がありませんし、転ぶよりははるかにましです。
札幌駅直結のエスタやステラプレイスには、ABCマートのような安く靴が買える店舗もあります。
一つだけ注意していただきたいことは、コートの中は重ね着をするなど、室内では調節できるよう工夫することです。
たくさん着込んだまま食事やショッピングに行くと、暑くて汗をかいてしまい、体を冷やす原因になります。
外では気持よかった貼るカイロも、中に入ると熱過ぎて気持が悪くなります。
慣れない気温の変化による体調不良や、凍結路面での転倒にはくれぐれも気をつけて、冬の北海道を満喫して下さいね。
まとめ
12月の札幌は寒いですが、澄んだ空気の夜に浮かび上がる、幻想的なイルミネーションをぜひご覧ください。
ほんの少しの時間ですが現実世界を離れて、もやもやした気持をすっきりとリセットできたり、素直な気持ちを言葉にできたりする、そんな夜になるといいですね。