今年はクリスマスリースを作るべく、たくさんの松ぼっくりを集めました。
家の中で工作して、リースを保管していくためには、松ぼっくりの中にいるかもしれない虫さんたちをやっつけなければなりません。(虫さんごめん)
今回は鍋での熱湯処理をしたので、こんな感じになりますよというご紹介です。
松ぼっくりにいる虫の処理方法
松ぼっくりを拾ってくると、かさとかさのすき間に小さい虫やクモなどそこらへんに生息している虫さんたちが隠れていたりします。
幼虫のようなものが潜んでいるというわけではないようですが、ブラシなどでの掃除や水洗いでは取りきれません。
松ぼっくりが落ちていた場所にはおそらく野生の動物たちも住んでいて、地面の上には糞なども落ちていたりします。
家に持ち帰って、机の上で工作するなら、虫の処理とあわせて殺菌もできる煮沸消毒をしましょう。
私が持ち帰った松ぼっくりにもクモやハサミムシ、ダニのような小さな虫など色々と潜んでいました。
袋から出して、小さいほうきで全体を払えば、ほとんどの目に見える虫は取れていると思います。
あとは小さーい小さーい虫がついているので、処理をしていきます。
今回は数が多いので、古い鍋を用意して、熱湯で茹でることにしました。
松ぼっくりを熱湯で処理してみた
数が多いので一度にはできませんが、10回くらいに分けて熱湯処理しました。
沸騰したお湯にポイポイ松ぼっくりを入れて、再沸騰してから数分間煮ました。
松ぼっくりの大きさにもよるかと思いますが、2~3分くらいで良いと思います。
トングや網じゃくしがあると便利だとは思いますが、使い終わった後には松ヤニがつくので、私は使い捨ての割りばしで頑張りました(^_^;)
松ぼっくりを茹で始めると、家中が松ヤニの香りでいっぱいになります。子どもも嫌がってはいなかったので、そんなに問題は無いと思います。
「田舎のおばあちゃんの家の仏壇の間と同じ匂いがする~」とちょっと懐かしい気分にもなりつつ、作業していました。
3~4回ほど松ぼっくりを出し入れしていると、段々鍋のお湯も茶色くなっていきます。
熱湯処理した松ぼっくりは新聞紙に広げておきます。
外に干すと、また虫が入るかもしれないので、家の中の風通しの良いところに数日おいておきましょう。(扇風機も有効です)数日で閉じてしまった松ぼっくりのかさが開いてきます。

煮沸して干して3日目の松ぼっくり
松ヤニの多くは鍋の縁にこびりついているので、残った茹で汁を排水口に捨てても問題ないと思いますが、今回は庭の隅に捨てました。
最終的に残った茹で汁には、目視できるサイズの虫はいませんでしたが、これで安心して工作ができます(*^_^*)
松ヤニのベタベタには酢やアルコールが効果的です。除光液やクレンジングオイルなどでも代用できますですので、手やキッチンに松ヤニが付いてしまった時は、使ってみて下さいね。
今回使った鍋は松ヤニでベトベトになりましたが、消毒用アルコールをかけてラップを貼りつけて一晩置いて、次の日金タワシでゴシゴシ洗ったらきれいになりました。
まとめ
始める前は面倒臭いかもしれませんが、いざ始めてみると松ヤニの香りに包まれて松ぼっくりを茹でるという非日常的な作業は、意外と楽しいものです。
数が多すぎると乾燥させる場所の確保が難しいかもしれませんが、変色したり割れたりすることもほぼないので、風通しの良いところに適当に転がしておけば大丈夫という手軽さが良いですね。
やけどに十分気をつけて、子どもと一緒に作業しても面白いですよ。2歳の息子は料理が大好きなので、一緒に松ぼっくりを鍋にポイポイしながら「食べるのー?」「食べれないよー」とやり取りしていました。
乾燥したら、一緒に工作することで、『採取』→『処理』→『工作』の過程がわかって、子どももより楽しめると思います。
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